p_佐藤正久
参議院議員
佐藤正久

昭和35年、福島県生まれ。昭和58年に防衛大学校(27期・応用物理)を卒業した翌年、第4普通科連隊(帯広)に入隊する。昭和63年、カンザス州にある米陸軍指揮幕僚大学を卒業。平成4年、外務省アジア局へ出向。平成6年には第5普通科連隊中隊長(青森)に任命される。平成8年に国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、平成16年にイラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長となる。平成19年、参議院議員に当選した。

防衛大学校では「応用物理・核防衛」を学んでいました。幹部候補生学校を卒業した後は3尉に任官し、陸上自衛隊第4普通科連隊(帯広)で小隊長として配属されました。私はその時期、「初めから固すぎる頭を持っていると、なかなか成長できないことがある」と学びました。焦らず、本物を目指すことが重要だという考えを持つようになったのはこの時でした。

佐藤正久サブ

「郷に入っては、郷に従え」という言葉の本当の意味

外務省に出向している間、ODA(政府開発援助)やカンボジアPKOに尽力しました。現地で任務を行うと、改めて日本の素晴らしさに気づくことができました。こんなにも平和で安全で繁栄を実感しながら生活している国民は他にないと強く感じ、「日本の素晴らしさ、日本の価値観をこれからも大切にしなければならない、自衛官はその気持ちを持っていないといけない」という自分の軸に気づきました。

また、2003年のイラク戦争後は、先遣隊長ならびに復興業務支援隊の初代隊長としてイラクに派遣されました。「郷に入っては、郷に従え」の本当の意味を知ったのは、修羅場とも言える現地の部族長との交渉でした。この時の出来事は今でも忘れられません。

もしも今苦しいことがあっても、それを乗り越えれば苦労は必ず報われます。若い時は要領でなんとなくこなせていても、大人になると化けの皮が剥がれます。自分だけよければいい、今さえよければいいという考えは持たず、「何の為にしているのか」という自分の中の軸をもって、ゆっくりでもいいので本物を目指して前に進んでください。