s_株式会社4U
代表
上田雅人

株式会社4U 代表

高校卒業後、登山ガイドを始め、20代は海外の山に通う。2010年、30歳の時にロープの仕事で独立。株式会社4Uを設立し、IRATAライセンスを運用、国際交流を始める。

なぜ今の仕事に?

高校山岳部のころから山が大好きで、19歳の時に登山ガイドを始めました。25歳で上京した時にビルの窓ふきを見て興味を持ち、アルバイトでロープの仕事も始めました。ロッククライミングで高所には慣れていましたので全く抵抗はありませんでしたね。むしろ、山に行くトレーニングみたいな感覚でやっていましたから(笑)。家庭を持った時に登山ガイドを辞めてロープの仕事で独立しました。塗装や防水やタイル、あらゆる外装工事を知り合いの職人さんから学んだり、いろんな講習会に行ったりして勉強しました。建築も知れば知るほど面白いですね。

仕事への想い

建設業の工事において足場が組めない状況やアプローチが危険だったり、その問題をロープで解決できると思ったのです。お客様に対してこれまであきらめていたことを可能にするサービスです。しかし、ロープ作業は危険と思われがちです。ロープの安全性を追求するうちにIRATA(アイラタ)というロープアクセスの国際ライセンスに出会いました。IRATAはレスキューに特化した安全なシステムとして世界に広がっています。その安全性はメジャー企業で評価され、石油プラント、風力発電、橋梁、船舶、建築などあらゆる分野で運用されています。2016年に国内でもやっとロープ作業が法令化されたので、ロープアクセスの新時代がこれからきっと来ます。職人の世界は志と礼儀が大切です。独立からずっとそのことを考えて来ました。そして、お世話になった人への恩義。謙虚に学ぶ姿勢と感謝の気持ちを絶対に忘れてはいけません。従業員を抱えるようになってからは、何よりも彼らを一番大切に考えるようになりました。若く希望を持った仲間達です。彼らの人生において唯一無二の経験ができるような会社のビジョンを持つようにしています。現在、同じIRATAライセンスを持った台湾人も雇用しています。彼は日本語をあまり話せないのですが、ロープの技術はIRATAで共有できるのです。それはとても貴重な体験です。彼がきっかけで台湾のロープアクセスの会社との交流も始まり、今はIRATAによる国際展開の夢も描いています。

若者へのメッセージ

建設業は人手不足問題が続いています。特に若者がなかなか入職しません。しかし建設業界も変わりつつあります。本来、職人は誰もが憧れる職業だったはずです。学歴も関係なく、情熱と誠実をもって努力すれば成功できるチャンスはいくらでもあります。その中で、ロープアクセスは日本でまだ始まったばかりで大きな可能性を秘めています。そしてIRATAがあれば世界で活躍することもできます。共に、新時代を築いて欲しいですね。それぞれに何らかの使命があり、それを探すのが人生だと思います。どんな経験も本気で向き合えば無駄にはなりません。点と点がいつかつながり、未来の自分に為になります。